恋愛野獣会

そんな私を見て、青葉先輩は何かを思いついたようにニッコリと笑った。



「まぁ、とりあえずここで生活してみなよ。みんな良いヤツだし、無理矢理君をどうこうしようなんて考えてないから」



「え?」



さっきとは打って変わっての態度に、私はキョトンとする。



けれど青葉先輩はそんな事も気に止めず、私の手を再び握り、歩き出した。



そして、連れられてきた先は二階にある一番奥の部屋だった。