恋愛野獣会

「ただいま」



白夜先輩は青葉先輩へ向けてそう言い、私の方をチラリと見て、そのまま階段を上がって行ってしまった。



なに、あれ。



カッコイイけど、キラキラしてるけど、目があったんだからなにか言えばいいじゃない!!



『お帰りなさい』



と言いかけた口を閉じて、私はぶぅっと頬を膨らませる。