可愛い笑顔で『おいで』と白夜先輩がいうものだから、ついつい来ちゃったんだ。



ソファに座っている白夜先輩の膝の間に……。



真後ろから甘い香り。



時々後ろから手が伸びてきて、テーブルの上のリモコンをいじる。



ってことで、さっきから私の心臓はドキドキしっぱなしで……。



「ね、ねぇ」



「うん?」



「そろそろ横に座っていい?」



「なんで?」



「なんでって……」



心臓がもたないから。



なんて、いえないじゃん!