恋愛野獣会

ただ話をしているダケなら意識もしないのに、こういう場面になると突然緊張してしまう。



全くダンスができないワケじゃないけれど、苦手だし……。



みんな思い思いに動き始める中、どうしようかと隣にいるタケル君を盗み見る。



こういう時ってやっぱり男性がエスコートするものよね。



でも……いつまでここにいるんだろう。



一向に動く気配のないタケル君に、だんだん不安になってくる。



「ね、ねぇ」



ツンッと服のすそをつまむと、タケル君はハッとしたようにこちらを見た。