恋愛野獣会

「ねぇ、私も行ってみていい?」



好奇心が突き動かされて、ついつい敬語を忘れる。



この人たちの場合敬語でもなんでも気にしないみたいだけど。



「お前がか?」



「だって、私も一応は《恋愛野獣会》でしょ?」



生徒会に入れば強制的に入れられる。



なぜなら、この活動が学費、寮費免除の条件だから。



ということは、私だって活動しなきゃいけないハズだ。



目を輝かせていると、「足手まといになるなよ」と、ぶっきらぼうに許可してくれたのだった。