パーティーの時には、このバッヂをつけていけばいい。



それで間違いはないんだから。



私なんかと踊りたがる子なんて滅多にいないし、ましてや白夜先輩が踊ってくれるなんてこと……。



「ありえないよ」



そう呟き、赤いバッヂをギュッと握り締めたのだった。