恋愛野獣会

文句を言おうとして、荒い呼吸を繰り返していることに気づく。



「おい?」



揺さぶっても起きない。



顔が赤くて、額に触れると燃えるように熱い。



「熱……?」



だからフラフラしてたのか。



ロクに寝てもいないようだし、蒸し暑いからといって冷房をきかせっぱなしにしていたのかもしれない。



「世話の焼けるやつ」