完全にタケル君を見下している言い方に、カチンッとくる。



夕飯のお肉にガンッとフォークをつきたてて、「タケル君は誰かさんより優しいし、カッコイイ(多少美化して)し、強い(たぶん)し。心強いんだから!」と、反抗する。



すると……フワッと微笑んだのだ。



まるで小さい子をあやすようにポンポンと私の頭を撫でて、「そっか」と、優しく笑う。



遠まわしに白夜先輩をけなしたのに、なんで嬉しがっているのかわからないし、何で機嫌がよさそうなのかもわからない。



この男……い……意味わかんないっ!!