上に乗っているイチゴをツンッとつつく。



まるでそれが小人のように見えて、すごく可愛い。



「あのさ……」



「へ?」



イチゴから顔を上げると、タケル君の顔がイチゴみたいに赤くなっていた。



「よかったら、明日もここに来ない?」



「え……?」



ドキンッ。



心臓だけが大きく跳ねて、頭の中では今の言葉を理解するのに少し時間がかかった。