「それが、俺のトラウマ」



話し終えた青葉先輩はどことなく青い顔をしている。



「そうだったんですか……」



私ならその写真を見たくて見たくて仕方がないし、フォトプレートに飾っておくかもしれない。



でも、世の中はそんな女の子ばかりじゃないんだ。



「ボクのトラウマもそんな感じ。ただ1つ違うのは――」



好きだった女の子が写真を気に入ってしまい、その後優人先輩自身がさんざん着せ替え人形にさせられた。



ということ。