「優人先輩の部屋の中から……」



言いながら、また赤面してしまう。



すると、白夜先輩が私の腰を両手でつかみ、フワリと立ち上がらせてくれた。



すごい力……。



そう思いながら、腰に触れた手にドキドキする。



「来い」



「へ?」



首をかしげる暇もなく、手を引かれ優人先輩の部屋の中へ――。