「そう…だったね! で、三島さんは何て 返事したの?」 私は記憶になかったことを ごまかし、話を逸らした。 「そうそう!!」 「三島さんは頬を赤らめて OKしたのよね〜」 「で、見せつけるかのように 朝、二人で登校してたよね!!」 二人はどんどん話が盛り上がって いく。 居心地が悪い。 「私、トイレに行ってくるね」 また墓穴を掘らないよう 教室を出た。