ぼっちさん




祈り終え、辺りはシーンとして
いた。


「なあんて、友達なんか
出来るわけないよね」


私は苦笑した。


こんなことで友達なんか
出来るわけない。


何やってるんだろう、私。


里奈と美佐のところに
戻らなきゃ。


私は教室へ向かおうと
立ち上がった。