研修旅行、当日 バスの中では朝っぱらから お菓子を配り出すチズコ 私の隣はヤマトだった 「ガッカリした?」 「え!?」 「透やなくてガッカリしたやろ?」 「そんなことないし!」 「奈々、分かりやすいからな 顔に書いてあるから」 慌てて両頬を手で覆った 「俺、寝りゅ♪」 「え〜!遊ぼうや!」 「体力温存」 「ヤマトのケチ!私も寝るわ!」 普通に寝るヤマトとふて寝した私 数時間経って目覚めた時 隣にはヤマトじゃなくて透がスヤスヤと寝ていた