「私って可愛げがないよね…」



バシッと波瑠が私の背中を
叩いた。



「痛っ!!」



「ほら、しっかりして!
もうすぐバレンタインデー。
陸にチョコをあげるん
でしょ?」



波瑠は優しい笑みを浮かべた。



「うん!!」