「あ、あげるわけないでしょ!! 私…別にっ陸のことなんか…!!」 ああ、ダメだ。 こんなことが言いたい わけじゃないのに。 せっかく陸がチョコを 渡すきっかけをくれたのに。 「さゆ」 名前を呼ばれ、振り向くと 波瑠がいた。 「忘れ物」 そう言って私にチョコを 渡してくれた。