「あっ・・・・もう帰るね!!」
無言状態に耐えきれなくなったあたしは
急いで立ち上がる。
「じゃあ・・・」
グイッ
部屋を出ようとしたらいきなり大輝に手を引かれた。
「な・・何?」
「・・・・・・あんま無防備な姿見せんじゃねーぞ」
「え?」
「それだけ」
そう言うと手首を握ってた大輝の手が離れた。
「おやすみ・・・・」
「おう」
なんとなく居づらく
あたしはおやすみと一言だけ言うと
逃げるように自分の部屋に戻った。
・・・・・
ドキドキしてるよ・・・
やっぱあたし
大輝のこと諦められてないのかな・・・・・