『華道と茶道』
似てるようで似てない
伝統をそれぞれ持ってるやつ同士が婚約とか
変なかんじだけど
俺の両親も奈緒の両親も気にしてないらしい。
継いでくれればいいんだと。
今日は俺は稽古がないしいつもどおり奈緒をからかいにこいつの部屋来たんだけど・・・・・・
スースースー・・・・
「(寝てやがる)」
自分の部屋だし
何したっていいんだけど
無防備つうか
俺は無意識のうちに
奈緒の頭を撫でていた。
「なんかいじめたくなるんだよなー」
鼻をつまんでみると
苦しいのか顔を歪める奈緒
好きな子をいじめたくなるとか小学生か俺は・・・・・・・・
そんなことを考えながら
俺も上半身だけベッドに預け目をとじた。