「言わねーとキスするよ」
「なっ!!?」
なんだその悪魔みたいな脅し方。
「ってゆうか、別に変なことは言ってないよ!!」
「ふーん…じゃあ教えていいじゃん」
「知らなくても……いいと思う…よ?」
「こっちは毎日卓也から意味不明なメール来て困ってんだよ」
「それは知らないよー!!」
「……あと5秒な、5・4・3……」
「言う言う言う!!言いますー!!」
大輝との距離3㎝のところで降参した。
「あのね……あたしもいつか……大人の階段…登るのかなって……」
「なっ////」
「なんで照れんの!!大輝が言わせたんでしょ!!」
「いや…お前……それは反則だろ…////」
大輝は赤くなった顔を隠すようにそっぽを向く。