不器用恋愛




「奈緒はふたりでいてそういう雰囲気なんないの?」


美咲は真っ赤な顔を手で仰いでいる。





「なんないよ……キスぐらいしか」


「じゃあ、よっぽど櫻宮我慢してんだね」


「やっぱり我慢させちゃってるのかな!?」


「そりゃ我慢するでしょ。彼女と一緒にいてしかもキスまでしてたら」


「うぅ〜……だよね…」



あたしはまた机に伏せる。


たまにキスしてる時、あたしの頭にあった大輝の手が腰辺りに回ってくることがある。



その度にあたしは大輝に抵抗してキスを中断させる。






……これってやっぱり我慢させてるよね。