不器用恋愛




「奈緒〜!!」


「美咲ー、久しぶり!!」


待ち合わせ場所にはすでに美咲と結城くんがいて。
黒地にピンクの花柄の浴衣を着てる美咲は同い年じゃないんじゃないかってぐらい色っぽかった。






「席とる前に食いもん買おうぜ」


結城くんの一言で、あたし達は屋台が並んでるほうに向かう。


その間も大輝が手を握ってくれてて……
手なんて何回も握ってるはずなのにドキドキした。











でも、やっぱり心の狭いあたしはすれ違う度に大輝に見惚れてる女の子を見るのが嫌だった。



まぁ……
一番嫌なのは、こんなことでモヤモヤしちゃう自分自身なんだけどね…。