ファーストフード店を出て、帰路につく。





あれからあたしは
上手く笑えているのかな?









完璧な大輝の彼女なんだから
釣り合うように、あたしも完璧でいたい。



こんな些細なことで嫉妬するような
小さい女にはなりたくない……。





だから……
余裕のある大人な彼女になるから…
今だけ……






あたしは大輝と繋いでいる手に少しだけ力を込める。

それに気づいた大輝は
さらに強く握りかえしてくれた。












ねぇ?大輝…
あたしは……



不安に思う必要なんてないんだよね?