不器用恋愛




振り向くと
例の女の子がいた。




「那月か」


「(えっ・・・・・呼び捨て)」


那月ちゃんとやらは
可愛らしい声で大輝に話しかける。







「こんなとこで何してんの〜?」


「見てわかるだろ、デートだよ」


「デート〜??」


那月ちゃんはあたしを見下ろす。


大輝がデートだと言ってくれたのは嬉しかったけど
胸がズキズキする。









「へぇ〜可愛らしい彼女さんだね」


言葉とは裏腹に
信じられないといったかんじの声に
あたしはうつむく。






「ってか大輝メール返してよね〜」


「わりぃ、まだ見てねぇや」



大輝と那月ちゃんは
あたしを置いて喋り続ける。