不器用恋愛





「奈緒んとこはどれぐらい来んの?」


大輝はあたしの悩みに気づかないのかな・・・
そう思いながらも大輝の質問に返す。






「体験者のこと?」


「それ以外に何があんたよ」


「むっ・・・・・・20人以上はいたよ」


「俺んとこも・・・絶対毎日のように、手伝わされるよな」


「だよね・・・・」





前に大輝が
恋人みたいなことしたいって言ってたけど
実はあたしもそうだったりするから・・・・・




少しうつむいてると



「暇な時言えよ」


「え・・・・?」


「デートしようぜ」


「////////大輝って直球だよね・・・・・」


「デートぐらいで赤くなんなよ」


「だって・・・・・////」


「まあ可愛いけどさ」


そう言って大輝はチュッと触れるだけのキスをし、あたしの手をとる。




世間でゆう"カップルつなぎ"だ。









「手繋ぎたかったんだろ?」


大輝はいたずらっ子のような
何でもお見通しだみたいな目で見てくる。





「ずるい・・・・・////」


「褒め言葉として受け取っときますね、お嬢様」


「////バカ」