不器用恋愛





「やだよ!!なんで大輝!?」


「だって櫻宮だって確かドッジボールだったよ?」


「美咲が守ってよ〜」


「守ってあげたいけどあたしバスケだからさ」


「美咲ひどい・・・・・・」


「応援するからさ頑張って!!」




球技大会なんて本当やりたくない

サボっちゃおうかな




「サボるの禁止だかんね」


「・・・・・・なんでわかったの?」


「奈緒わかりやすいもん!!」


「うぅー・・・・・」





サボったら美咲に怒られそうだし・・・
でもやりたくない















「おい奈緒」


「ひゃははい!!」


急に呼ばれて声が裏がえった。


「なんだその返事」

爆笑してるのは他でもない幼なじみの櫻宮大輝




「お前も種目ドッジボールなんだろ?」


「そうですけど・・・」


「俺達優勝目指してっから今日から授業だけじゃなく放課後も練習するからな」


「放課後も!?」


「当たり前。つか足手まとい候補ナンバーワンのお前は来るのが普通だろ」


「うっ・・・・・」


「ってことで放課後ジャージで第2グラウンド集合な」


「・・・・・・・・・」


「返事は?」


「・・・・・・・・は・・・・い」






放課後が地獄だよ・・・