--------- 奈緒の髪に触れる坂口を俺はどうしても許せなかった。 しまいには奈緒に八つ当たりしちまうし・・・・ 放課後 ほんの少し目を離した隙に奈緒は帰っていて 急いで昇降口に向かうも奈緒の姿はなかった。 「(くそっ・・・どこいったんだよ・・・)」 「そういや坂口のやつまた女の子連れてたな〜」 「(えっ・・・?)」 3年生と思われる男子2人から坂口の名前が出て びっくりしている俺に構わず2人は話を続ける。