『……顧客の秘密は守るべきよ、翔くん』 『すみません!!拓夢さんが、どうしても…って』 折角のあたしの一週間の楽しみが壊されるのも癪なので、大きな溜め息と共に席についた。 『翔くん、マティーニ』 『は…はい!!』 別にここに来るのは自由だし、オンナを探しに来るのも、そのまま持ち帰るのも結構。 ただ、それはそのオンナがあたしじゃない場合でないと当てはまらない。