あーあ。 これじゃ俺の事好きか嫌いか聞いた意味が無くなりそうだ。 でもいっか。 だって全ては世憂姉のために,だから。 『それにしても可愛いなー』 変に弄ってない綺麗な髪を優しく撫でる。 寝顔は本当に天使だ。 『ふはっ。飽きないなぁ』 俺はそのまま,世憂姉が起きるまでずっと寝顔を見つめていた。