静寂を引き裂くように扉の鍵が開く音がして反射的に身体が強張った。 『っ…!!』 思わず叫びたくなるが,喉が引きつり,はぁふぅと変な吐息しか出て来ない。 代わりに首輪に繋がっている鎖がカシャンと音を立てた。 『……っ,………』 あたしが居るのは犯人がよくわかってるだろうけど,何故かあたしは息を潜めた。