□ □ □ □ □ 『んんー…。あっ!』 いつもの癖で伸びをしていると監禁されていたことを思いだし,ガバッと微かな希望を持って起き上がる。 しかし待ち受けていたのは 『…ぇ,首輪…?』 先程(?)より悪化した状況だった。 『(何これいみわかんない…)』 首に巻き付いているのはペット用の,鮮やかな紅い首輪。 あたしは犬でも猫でもない。 なのに付けられているのは紛れもない首輪。 首輪には鎖がついていていつのまにか置かれていたキングサイズのベッドに繋がれていた。