カーテン越しに弱々しい朝日が差し込む1DKの自室。
夢から覚め、ベッドに入ったまま白い天井をぼうっと見上げる。
そういえば今日は、拓馬さんから連絡が来る日だったか……。
そのうち、私の思考は段々と現実的になっていき、昨日の拓馬さんからの誘いが急に面倒に思えてきた。
ちょっと顔が好みだからって、うかうかと誘いに乗っている自分が馬鹿みたいだ。
そんなことより就職活動をしなくては。
私は頭を現実モードに切り替え、朝ご飯を食べたあと、履歴書に使う証明写真を撮りに行くことにした。
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