都合のいい妄想を繰り広げているうちに、カレーライスがいい具合に煮込み上がり、食欲のそそられる匂いが家の中へ充満し始める。
シーザーサラダも作り、ハルくんの分をお皿に取り分けていたとき。
ふとリビングの方へ視線を向けた私は、ローテーブルの下に何かが落ちていることに気づいた。
ハルくんは自分の部屋にでも行ってしまったのか姿を消している。
足音を立てないよう静かに近づくと、毛足の長いラグマットの上に落ちていたのは、手のひらサイズの白いクマのぬいぐるみだった。
──男3人暮らしの家に、愛らしいぬいぐるみ?
誰かの彼女が忘れていった物だろうか。
誰かって、ハルくんか拓馬さんしか考えられないけれど。
シーザーサラダも作り、ハルくんの分をお皿に取り分けていたとき。
ふとリビングの方へ視線を向けた私は、ローテーブルの下に何かが落ちていることに気づいた。
ハルくんは自分の部屋にでも行ってしまったのか姿を消している。
足音を立てないよう静かに近づくと、毛足の長いラグマットの上に落ちていたのは、手のひらサイズの白いクマのぬいぐるみだった。
──男3人暮らしの家に、愛らしいぬいぐるみ?
誰かの彼女が忘れていった物だろうか。
誰かって、ハルくんか拓馬さんしか考えられないけれど。



