《雪の降る海》を完読して下さって、本当にありがとうございます(*´艸`)。○



この作品を書こうと決めた昨年は、あたしにとって“命”を考える年となりました。


5月に弟の親友が事故で亡くなり、12月には父方の祖母が亡くなりました。
祖母の場合は老衰でしたが、弟の親友はまだ10代であまりにも突然過ぎた事もあり、大きなショックを受けました。

また、秋頃には身内が命に関わる病気かもしれない事がわかり(こちらは幸い大事には至りませんでした)、改めて『明日がある事は当たり前ではないんだ』と思いました。


それらを踏まえ、そして自らの心の整理の為にも書く事を決めたのが、この作品です。



正直な所、書くに連れて結末を執筆する事に不安や迷いが生じ、何度も非公開にする事を考えました。
以前にも命をテーマにした作品は書いていますが、その時よりもずっと苦しかったです。

こうしてあとがきを書いているこの瞬間も決して心の整理が出来たとは言えませんし、いつも以上に自己満足な作品である事も承知しています。


でも、書いて良かったとは思えます。


あたしにとってそれは大きな収穫ですし、いい意味で吹っ切れるものもありました。



そして、もう一つ。
『命は何らかの形で繋がっていく』という事を書きたかったんです。
結末のシーンは最初から書く事を決めていましたので、少々強引ではありましたがきちんと意味を込めたつもりです。



それから、渚はとてもワガママです。
“好きな人に対して一途過ぎるが故に、ワガママになる女の子”を意識して書いていましたが、甘ったれた部分もたくさん書いたのであまり好かれるタイプではないかもしれませんね。
個人的には、憎めないタイプだと思ってます。



しおりを挟んで下さっていた方、連載中に感想ノートにコメを下さった皆様、そして1ページでも読んで下さった方には心から感謝しています。



あとがきまで長くなってしまい、本当にごめんなさい。
最後になりましたが、ここまで読んで下さって本当にありがとうございました(*´∀`*)



*補足*
“六花”は、雪の結晶を意味する言葉です。



《雪の降る海》
*Date*
2011,12,05≫執筆開始
2012,01,20≫公開
2012,03,27≫執筆完了
2012,04,13≫全ページ公開
2013,08,11≫編集
2018,10,05≫編集


Love from,美姫