ねぇ、雪ちゃん……


『雪ちゃん、だーい好き!ずーっと一緒にいてね』


雪ちゃんに守られてばかりだったあたしは、“ずっと”は永遠なんだと思ってた……。


雪ちゃんが病気だってわかって、初めてその言葉の重さを知った気がするよ……。


今はもう、会う事も話す事も出来なくて……。


涙はまだ止まらなくて、雪ちゃんのいない世界は寂しくて……。


だけど……。


だけどね……。


あたしは、これからも“ずっと”雪ちゃんの事が好きだよ……。


だから……。


雪ちゃんの傍にいられなくても、心は“ずっと一緒”だよ──。