ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

ずるい……。


ねぇ、ずるいよ……。


この街に雪が降るなんて、奇跡にも似た出来事で。


雪ちゃんはきっとそれをわかっていたから、あんな事を言ったのは間違いなくて。


それなのに……。


あたしの瞳に映るのは、紛れも無く“雪”だった。


それはまるで、雪ちゃんがあたしを止める為に降らせたようで……。


数え切れてしまえそうなくらいの雪は、いつもあたしの事を優しく叱る彼そのものにしか見えなかった。


涙を零し続けるあたしの元には、小さな小さな雪が優しさを携えた天使のように降って来る。