ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

膝下まで海水に浸かる頃には、痛みがどんどん激しくなって……。


体温が奪われていく体が勢いよくガタガタと震え、思うように動かなくなり始めた。


全身が冷えてしまったせいか、足の痛みがお腹まで広がっている。


吐く息は真っ白で、体が硬直するんじゃないかと思った。


「ゅ……きっ……ちゃ……」


寒さでガチガチと鳴る歯が邪魔をして、雪ちゃんの名前をまともに呼ぶ事が出来ないままだったけど……。


あたしは、彼の笑顔だけを思い浮かべて更に小さな一歩を踏み出し、ゆっくりと瞼を閉じようとした。


その瞬間……。