ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

心が期待で満ちそうになった瞬間、握られた手の感触がいつもと違う事に気付いて、唇を噛み締めた。


雪ちゃんを求め過ぎて、一瞬でもおばさんに彼を重ねた自分自身の浅はかさが嫌になる。


だけど……。


雪ちゃんがどれだけあたしの事を大切にしてくれていたのかを、どんな言葉よりも雄弁に語ってくれた物達によって、ほんの少しだけ心が救われた気がした。


頭が痛くなるくらい泣き続けたから、今度こそもう本当に涙は出ないと思っていたのに……。


雪ちゃんがあたしと同じように思い出を大切にしてくれていた事に、また簡単に涙が零れ落ちた。