ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「あの子の部屋から出て来たの。それ、全部渚ちゃんがくれた物でしょう?」


力無く頷いたあたしに、おばさんは柔らかく微笑んだ。


「雪緒は、本当に渚ちゃんの事が大切だったのよ。ありがとう、雪緒の事を好きになってくれて……」


雪ちゃんとよく似た笑顔が、少しずつぼやけていく。


滲む視界の中にいるのは、一瞬彼なんじゃないかと思ってしまった。


「雪緒を大切にしてくれて、ありがとう……。最期まで雪緒の傍にいてくれて、本当にありがとう」


優しい微笑みに雪ちゃんを重ねていると、おばさんはあたしの手を握った。