ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

最近また痩せた雪ちゃんの指は、思っていたよりも細くなっていて……。


買って来たリングは、彼の指から落ちてしまいそうだった。


「ごめんね……」


やっぱり、あたしは雪ちゃんのようには出来ない。


あたしの指のサイズを当ててくれた雪ちゃんみたいに、彼の指に合う物を用意する事が出来なかった事が、何だかすごく悲しくて……。


ちぐはぐにすら見えるマリッジリングが、どうしようもないくらいの切なさを感じさせる。


だけど……。


それでも“あたし達にとってのマリッジリング”を、自分の左手の薬指にもそっと着けた。