ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「渚、やめろっ……!」


何かを堪えるように眉根を寄せた雪ちゃんに、首を横に振る。


「雪ちゃんの……子どもが欲しいの……」


こんなやり方は卑怯だって事は、よくわかっている。


だけど……。


どうしても、雪ちゃんの子どもが欲しいと思った。


「頼むから……っ、離れろって……」


顔を歪ませながらもあたしの体を必死に退けようとするのは、きっとあたしよりもずっとあたしの事を想ってくれているからなんだろうけど……。


その気持ちを踏みにじってでも、雪ちゃんの子どもが欲しいと思ったんだ。