ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「編み物なんて出来ないくせに、頑張って作ってくれたんだよね。穴だらけのマフラー」


懐かしむように瞳を細めた雪ちゃんが、あたしをからかうようにクスクスと笑う。


「だって、すごく難しかったんだもん!お母さんがいつも簡単そうに編んでたから、もっとすぐに出来ると思ってたのに……」


「渚って不器用なくせに、無謀な挑戦するよね。まぁそういう所も可愛いんだけどさ」


言い訳を口にしたあたしに、雪ちゃんが微笑みを向ける。


その瞬間、胸の奥がキュンと鳴いて……。


どうしようもなく愛おしく感じた雪ちゃんに、ギュッと抱き着いた。