ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

雪ちゃんの表情にハッとしたあたしは、唇を噛み締める。


彼の誕生日まで、後一週間。


だけど……。


雪ちゃんにとっては、たったの一週間後の自分でさえ、想像出来ないのかもしれない。


自分が何気なく口にした言葉で彼を傷付けたのに、すぐに謝る事は出来なかった。


だって……。


謝ってしまえば、雪ちゃんの事をもっと傷付けてしまう気がしたから。


「そういえばさ、去年の誕生日には手編みのマフラーくれたよね」


胸の痛みを堪えながら俯いていると、不意に彼が寂しさを孕んだ雰囲気を変えるように言った。