ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「買いに行こうか」


「え……?」


独り言のように呟いた雪ちゃんに小首を傾げると、彼は柔らかい笑みを浮かべた。


「マリッジリング」


「うんっ!!」


すかさず勢いよく頷いたあたしに、雪ちゃんがクスッと笑った。


「言っておくけど、本当に安物しか買えないよ」


「値段なんて関係ないよ!雪ちゃんとお揃いで着ける事に意味があるんだもん!」


息もつかずに力説すると、雪ちゃんは瞳を細めた。


「じゃあ、明後日は土曜だし、病院の帰りに買いに行こうか。後で母さんに頼んでおくよ」