ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「籍を入れるだけでいいの……」


懇願するあたしに、雪ちゃんは相変わらず眉を寄せたままだった。


「お願い……」


あたしが諦めの悪さを見せれば見せる程、彼を深く傷付けていくのかもしれない。


誰よりも何よりも大切な雪ちゃんを傷付けるのがあたしなら、あたしは自分自身を一生許せないと思うけど……。


それでも、これだけはどうしても引けなかった。


重苦しい沈黙が続く。


その間も雪ちゃんの表情は曇っていくばかりで、どうしたって彼に納得して貰う事は出来ないのかもしれない、なんて思った。