ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

お父さんがあたしに向けた言葉達は、“普通”に言われても当たり前の事ばかりで……。


その中に、雪ちゃんの病気を理由に反対しているものは一つも無かった。


お父さんは、あたしと向き合ってくれようとしているのかもしれない。


そう思うと、無意識のうちに強張っていた体の力がほんの少しだけ抜けた。


「そんなの、簡単だよ……」


ポツリと呟いた言葉が、緊迫した空気を揺らす。


「雪ちゃんの事が“愛してる”なんかじゃ全然足りないくらい好きだから、雪ちゃんのお嫁さんになりたい。一秒先の未来を、雪ちゃんと一緒に歩いていきたいの……」