ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「昨日から、ずっと難しい顔してる。何か考えてるんでしょ?」


お見通しだと言わんばかりの雪ちゃんに、誤魔化すように苦笑を零す。


「笑って誤魔化してもダメだよ?渚がそんな顔してる時は、嫌な予感しかしないんだよね……」


「酷いなぁ、雪ちゃん」


「で、何を考えてるの?」


窘めるような視線に少しだけ躊躇いながらも、あたしはまた雪ちゃんの胸元に顔を埋めた。


「後でちゃんと話すから、今は何も聞かないで……。お願い……」


小さく懇願したあたしを、彼は何も言わずに優しく抱き締めた。