ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

こんなにも簡単な事に、どうして気付けなかったんだろう……。


命の期限を突き付けられて、平然としていられるはずが無い。


あたしが見ていたのは、雪ちゃんの精一杯の強がりにも似た振る舞いで、そして彼自身が周りの人達に与えていた優しさだったんだ……。


“雪ちゃんは強い”なんて、あたしの浅はかな思い込みでしか無かった。


ほんの少し考えれば、こんな事くらいすぐに気付けたはずなのに……。


あたしの瞳は、雪ちゃんが見せてくれる表面上だけの笑顔しか捉えていなくて、彼がずっと一人で不安や恐怖に怯えていた事に気付けなかった。