ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「……っ!」


“死ぬ”という言葉に、心臓がドクンと跳ね上がる。


同時に恐怖に包まれた体が硬直してしまったように、その場から動けなくなった。


「毎日毎日、不安に押し潰されそうで……。一人になると叫びたくなるし、時々父さんや母さんに怒鳴ってしまいそうになる……」


最後に『情けないだろ?』って訊いた雪ちゃんの傷付いたような顔が、あまりにも安易に脳裏に浮かぶ。


唇を噛み締めなければ、目の奥から零れ出そうとする熱を堪えられそうに無かった。


雪ちゃんが黙った途端に訪れた短い沈黙を破ったのは、彼自身だった。