ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜

「雪ちゃっ……!」


カラカラになった喉のせいで、何度も咳込んでしまう。


「渚ちゃん!お願いだから落ち着いて!」


それでも、あたしはおばさんの手を押し返すように前のめりになって、ひたすら叫び続けた。


「雪ちゃんっ!!雪ちゃっ、雪ちゃんっ……!」


あまりにも必死で、今が夜中なんだって事すらわかっていなくて……。


「雪ちゃっ……!」


上手く呼吸も出来ないまま、形振り構わず大声を上げる。


すると……。


あたしに応えるかのように、目の前のドアがゆっくりと開いた。