「・・・離してくんね?」 あきらめたんじゃないのか~; 大輝は、軽く首をねじりわたしと視線を合わせる。 整ったパーツ きめ細かで、ニキビなんてひとつもない肌 そしてどこまでも強い瞳 睨まれてる状況なのに、またきゅんが積もった。 やばい~ 大輝、本当にカッコイイ。 わたしばっかりドキドキしちゃう。 「聞いてる?」 なにも言わないわたしに不振そうに問う。 「離して。」 首のねじりをもどしながら、髪をかきあげる。